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2016年10月13日
「グリルグリーン」 京都・祇園・洋食
男4人でカウンターに座る。
オーナーシェフの足立浩行さんは「大和牛のエエのが入ったので、それを焼きますわ」と取り出した大和牛。
うちももだが、かなりの脂分だ。
「締めの卵サンドとカレーは用意していますから」とも。
これなくして「グリーン」を語れないメニューである。
スタートは
京都久美浜のフルーツトマトをマリネ。4日間かかったコンソメゼリー。
このゼリーが予想以上の濃厚さがあった。
続いて八寸のような前菜盛り合わせ。
なんとも懐かしいクネルが現れる。最近、クネルを出す店が少なくなってきた。
キノコのマリネ、アンチョビ入りのコロッケ、イカと海苔をロール状、サーモンマリネというラインナップ。
ブラウンマッシュルームとポルチーニのポタージュ。
これもキノコの濃密な味わいとコクを楽しめた。
大和牛。
この脂分がきれいですっと口の中で溶けてゆくのだ。
後味は爽やかである。香りも十分楽しめた。
さあ、卵サンド。
卵は4個、バターと塩だけ。
フライパンを巧みに動かし、四角形に近い丸に焼き上げる。
これが均一な味を生み出す。
この圧倒的なボリュームに思わず頬がゆるむ。
卵サンドの世界が変わる。
そして素カレー。
「口の中に、まだ肉の甘い香りが残っているので、この辛さにしています。それだけだと、少し辛いかもしれません」と。
十分だ。
スパイスとうま味の見事な融合。白いごはんがすすむ日本のカレーである。
なんともうれしい一軒。
「グリル グリーン」
京都市東山区祇園北側347-28 ぎおんFビル1階
075-525-3117
投稿者 geode : 01:25