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2016年11月18日
「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理
「今年は『チェンチ』でやりましょう」と知人が夏頃から決めていた集まり。
男性・女性3名ずつの宴である。この季節ならではの白い塊をテーマにした食事会。
いかに白トリュフの香りを楽しむかである。
スタートはペルシュウ。
これは岐阜のボン・ダボンの製品で艶めかしい味わいは秀逸。
サクリと焼けたトーストにモッツァレラチーズとうずらの卵の半熟、そしてペルシュウがのり、白がかかる。一緒に食べると香りとコクがどっと押し寄せる。
蕪、河豚、白子と書かれたメニュー。
ソースは白子のピュレ、厚切り河豚と蕪の食感に違い。特に厚切り河豚は噛むことの楽しさを味わう。
そこに白の香りがエールを送る。
ジャガイモ、栗、ゴルゴンゾーラ。
ニョッキだが、栗は太白ですっと素揚げ。この香ばしさとカリカリ感がいい。
ゴルゴンゾーラと白の饗宴のまた艶めかしい。
蕎麦、穴子。
蕎麦の実のサクリに穴子のふんわりした食感、そこに白が加わり、白の脅威を感じる一皿。
ヨーグルト、雲子。
雲子のフライは季節の定番、そこにヨーグルト・タルタルの酸味をプラス。
白は酸味と意外なくらいに寄り添っていた。
牛蒡、牛テール。
パスタである。そこにテールの濃厚さと牛蒡の食感。
白は香りを添える。
通常はパスタが締めなのだが、この日はパスタのあとにメインがきた。
メインは百合根、ポルチーニ、ドンコ。
ドンコは肩ロースとももを使用。素敵な火入れの仕事は色合いに現れる。
ここでの白は香りは当然のことながら肉と一緒に口に入れると香りだけでなくジュと混じり合ってよりふくよかになる。
吉田牧場のチーズ。うま味が凝縮。
カンノーリも定番。
ヘーゼルナッツとボネ。
エスプレッソで締める。
なんとも贅沢な一夜。
話題もどんどんひろがりをみせたのであった。
「チェンチ」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
075-708-5307
投稿者 geode : 01:00