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2016年11月29日
「メゾン タテル・ヨシノ」 大阪・北新地・フランス料理
室内に足を踏み入れると、そこは北新地とは隔絶された世界が待ち受けていた。
個室ではないが、ボックスに近い感覚のコーナーが並ぶ。
白を基調とした内装も個性の現れなのだろう。
吉野建シェフが大阪に初めて開いたレストランである。
この日はランチであった。
アミューズは
そばのガレットやグジェール、エリンギのグリル、サンマのタルトなど。
しっかり胃袋を刺激してくれる味わい。
つづいてスペッシャリテのボルシチの冷製。
グラスの中にはコンソメゼリー、牛肉を忍ばせ、上にはビーツのムースが。
スプーンで口に運ぶとビーツの甘味のあとに牛肉を感じる。
パンは三種。
季節の野菜 モネの庭園をイメージして。
約50種類の野菜を皿に散りばめた料理。
それぞれに調理を施す。塩分濃度、香りの出し方など美しい構成力。
これは前菜のメイン格。楽しめる一皿。
テット・ドゥ・コション・ソーストルチェ。
これも吉野建シェフの定番だ。
豚の頭というか顔の部分を使った料理である。
ねっとりした口当りとソースの粘りなどフランス料理の進化を感じながら食べる。
デザートは赤いフルーツのミルフィーユ バニラアイス添え。
このパイ生地のサクッと切れる心地の良さ。
ミニャルディーズ。
エスプレッソで締めくくる。
フランス料理を食べたという実感が身体にしみわたっていった。
「メゾン タテル・ヨシノ」
大阪市北区堂島浜1-3-1 ANAクラウンプラザホテル大阪 2F
06-6347-1128
投稿者 geode : 01:38