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2016年12月05日

「ばらの木」 大阪・周防町・洋食

この周防町がヨーロッパ通りとして隆盛を極めた頃、この「ばらの木」は、そのランドマーク的な存在であった。
洋食屋とバーがあり、バーでは洋食を取ることができ、それを重宝する客も多かった。いまは、洋食屋だけがしっかり残っており、きめ細やかな料理がサーブされる。
久しぶりにランチで訪れた。
長く伸びたカウンターもそのまま、いかにも洋食屋という雰囲気が漂っている。
なんといっても表のサインにはドライカレーとビフステーキという文字が目立つ。
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数種類のメニューからチョイスだが、メインはビフカツとした。
まずコーンクリームスープがでる。
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ややトロリとした口当りになめらかな甘さを感じる。
この味わい、旧き良き時代の郷愁を誘うのだ。
この一口で、ミナミで遊んでいた頃の思い出が次々と蘇ってくる。

さてビフカツだ。
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このソースも同様に、デミグラスの濃厚な味わい。
たっぷりなソース。それとともにカツを食べる。
ソースのまったりとした舌を包み込むぬめり、それと牛肉のコクが重なり合うことで、一つのビフカツのスタイルが生まれる。

あっという間に皿からビフカツがなくなり、ソースもきれいになかうなってゆく。
この洋食の醍醐味が、いいな。

「ばらの木」
大阪市中央区東心斎橋1-16-14 ばらの木ビル1F
06-6271-7417

投稿者 geode : 01:07