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2016年12月08日
「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉店
おさむちゃんは河内音頭の音頭取りである。
数年前にその声を聞いたことがあり、なんと知り合いも非常に多かったのだ。
まさか、焼肉と河内音頭がつながりを持つとは思ってもみなかったこと。
3.3坪の小さな店内から繰り広げられる世界はとてつもなく愉しい。
7名が理想的だが、ぎっしり詰めて8名入った。
キムチから始まる。
カマンベール、キュウリ、クリ、レンコン、ダイコン、クルミ、トマト、ハクサイ。なかでもカマンベールが印象的。
おさむちゃんがみせてくれたセンマイの凄さ。
あっと息を飲む仲間がいた。
レモンと味噌でたべる。みずみずしい。
歯ごたえもうれしい。
タンの恐ろしさ。この厚みに包丁の入れ方。
初めて訪れた仲間は「これって・・・」と。
焼きも大胆である。
この変化に気持ちがどんどん入ってゆく。
それぞれこれまで食べたタンの味を思い出し、目の前の味を想像するのであった。
噛み心地は無骨だが、口の中で起こる世界は鮮烈だ。
次はミスジの登場。迫力満点。
焼きしゃぶである。
さっと炙る。甘みは衝撃で、これは火入れの技術も大切だと感じる。
そしてシャトーブリアン。
この色艶の美しさ。
やられました。
肉汁も溢れ具合から香りも満喫だ。
目の前で広げたハラミ。
こんな姿をみることはまずない。
視覚的にも美味さを主張する。
そこに包丁を入れるのだが、その技を見ているだけでヨダレが出てくるのだ。
タレと出会ったハラミの凄み。
まず肉汁の多さと、白いご飯を呼ぶ強さ。
最後はミノサンド。
ここまでくるとおさむちゃんワールドにすっかり魅了されているのが分かる。
ピリ辛クッパで締めたのであった。
まあなんとも恐ろしい3.3坪である。
「おさむちゃん」
堺市西区鳳北町8-33-4
投稿者 geode : 01:34