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2016年12月26日
「市川屋珈琲」 京都・馬町・珈琲店
京都の街はモーニングが充実している。
もちろん朝食も然りだ。
平日はバタバタしており、ゆったりとモーニングを食べる余裕はないが、週末や休日となると、その時間がある。
そんなときに「市川屋珈琲」はおすすめの一軒だ。
モーニングはトーストにベーコン、野菜、卵、そしてコーヒーがセットとなる。
トーストは「ぱん屋ニコリ」、ベーコンは「ハム工房古都」と言うように五条近隣で製造販売されているものを使う。
「珈琲店は、街のみんなに愛される存在なければならない」というマスターの思いが結実している。
トーストはほのかな甘味をたたえ、ベーコンの薫香も穏やかだ。
そこに卵と野菜がプラスで、シンプルながら満足感のあるモーニングセットが生まれるのである。
珈琲はやや苦味のあるブレンドをチョイスした。
またこの「市川屋珈琲」で気になるのは毎月素材が変わるフルーツサンド。
今月はイチゴ、ラ・フランス、あんぽ柿という。
これには反応してしまった。
モーニングセットにフルーツサンドをプラスしてしまったのである。
イチゴの新鮮な甘味、ラ・フランスの香りある甘味、あんぽ柿のねっとりした甘味という三種の異なる甘味がホイップクリームを媒介として見事な調和をみせてくれたのだ。
このフルーツサンドは毎月食べたい一品だ。
店を出る。
表の「市」と書いたディスプレイだが、近寄って見ると、なんとこれは焼き物で出来ていたのだ。カップと同じ色合いではないか。
なんだか、うれしい気分になった。
その淡いブルーと赤いバイクのコントラストも美しい。
何度も通っていたが、初めて発見。
そうか、見ているようで見ていなかったのだ。
「市川屋珈琲」
京都市東山区鐘鋳町396-2
075-748-1354
投稿者 geode : 02:12