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2017年01月05日

「点邑」 京都・三条麩屋町上る・天ぷら

昨年は衝撃的な天ぷらに出会い、以来天ぷらのことが気になって仕方がない。
だが、関西で天ぷらを食べる機会に恵まれない。
京都の天ぷらですぐに思いつくのが三条麩屋町上るの「点邑」である。

玄関から入り口へのアプローチも見事だ。
期待が高まるように考えられている。
コンクリート打ちっ放しだが、どこかに温もりと風格がある。

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まずは胡麻豆腐と白菜の胡麻和えがでた。
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胡麻豆腐の粘りと弾力には魅了された。
コクと甘味の相関関係を改めて考えた一品であった。
白菜のシャキッとした食感もいい。

鴨とかぶらの炊合せ。
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鴨はつみれ状態になっていた。ここから生まれるエキスを含んだかぶらのうまさが計算されている。
ホッとしながらインパクトありだ。

そして天丼である。
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丼つゆをくぐった天ぷらの色合い。
まさに江戸の系譜をたどるべく濃厚な色と味わい。
海老は当然のことながら、早春をつげるふきのとうのほろ苦さがじつにいいアクセントとなっていた。
がっつりかきこむには最適である。

柑橘のジュレのすっきりな酸味と甘味のハーモニーがいいのだ。
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バランスよくランチに楽しみを満喫したのであった。

「点邑」
京都市中京区麩屋町三条上ル下白山町299
075-212-7778

投稿者 geode : 01:20