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2017年01月11日
「開化堂カフェ」 京都・河原町七条・カフェ
まるでミュージアムのような店内である。
歴史ある茶筒を作る店が始めたカフェ。
茶筒は銀、銅、真鍮、ブリキとあり、それらの経年変化が温もりを感じさせる。
その変化を経た茶筒がとても居心地がよいように並んでいる。
それぞれの金属が持ちうる風合いが、時間の悠久のながれを感じさせてくれる。
バックバーが如くカウンターの背後を各種茶筒が彩る。
その前で、ペーパードリップでコーヒーを淹れる姿もさまになっている。
コーヒー豆は中川ワニさんの焙煎である。
やや深煎りだが、非常にスッキリした飲みくち。
苦味は香ばしさはきちんと表現されている。
これは質の良い豆と、焙煎・抽出の技術が物語る味わい。
砂糖を入れる茶筒とのデコレーションも素敵である。
テーブルの上に在るものがあるべき処に置かれている気持ちの良さ。
そういったことをきちんと理解してのサーブなのだと実感した。
飲み終わり、店を出ると周りの明るさが違っていた。
天井高のある窓からもれる明るさがいい。
店が浮き上がって見えるのであった。
「開化堂カフェ」
京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352
075-353-5668
投稿者 geode : 01:36