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2017年02月03日
「レストラン ビブレ その2」 北海道・美瑛・オーベルジュ
このレストランで働く人々の笑顔と姿勢。
その素晴らしさがひしひしと伝わってくるのがなによりの喜びである。
さて、昨日からの続きである。
メインはコック・オ・ヴァン。
鶏の赤ワイン煮込みである。
パン生地で蒸煮ができるようにパン生地で周りを固め、薪窯で約30分。
山崎シェフが仕上げにかかる。
出来上がったコック・オ・ヴァン。
一口目は、やや淡いかなと感じたが、
なんと二口目から見事なねばりと赤ワインのコクだ。
鶏にも適度な赤ワインの刺激があり、煮込みとはこの塩梅かと思わせた。
締めのミルフォイユ。
このサイズは初体験。
ふんわりと焼けた軽さとサクッとした口当たりに驚愕し、感動を呼ぶ。
添えられたイチゴのソース、これで感動が高まるのであった。
あとは暖炉の前でコーヒーとなり、夕食は楽しく終了した。
美瑛料理塾の塾生たちの働きもすばらしく、
料理の原点に触れた感じを受け取ったのである。
快適な睡眠を終え、朝食の時間となる。
レストランに行くとパンたちが待ち受けていた。
この焼き色と香りに一気に胃袋が起き出してくる。
テーブルの皿は、みんな模様が違っていた。
パンがレストランの一部として見事に馴染んでいるのは素晴らしい。
バターとミルクジャム、ママレード。
焼き立てのクロワッサン。
まさに窯から出てきたばかりである。
温かく、かつサクサク感でハラハラと口の中で崩れてゆく。
半熟卵のカルボナーラというメニュー。
半熟卵のソースは牛乳、卵の上には細かくしたベーコンとチーズ、
そして黒胡椒とカルボナーラに必要な要素がすべて揃っている。
傑作である。
締めはグレープフルーツと金柑。
この金柑の身質がこれまでの金柑とはまったく異なる。
コーヒーとミルクがサーブされ、自分たちの好みでカフェ・オ・レをつくる。
一泊二食の「レストラン ビブレ」。
オーベルジュの愉しみを満喫したのであった。
季節を変え、またやってきたいと強く思った。
「レストラン ビブレ」
北海道上川郡美瑛町字北瑛第2
0166-92-8100
投稿者 geode : 01:59