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2017年02月14日
「芦屋たか木 日々好日」 神戸・芦屋・日本料理
入り口がわかりづらい。
仲間が次第に集ってくる。
扉を開け二階にあがる。このアプローチも秘密めいていていい。
8名のテーブル席と4名のカウンターに別れる。
僕は、カウンター組であった。
ご主人の高木一雄さんが、カウンター内で仕事をすすめる。
その姿が麗しいのだ。
2月のテーマは節分であった。
小さな皿には河豚の霜降り、ロマネスコ、菜の花、一寸豆、人参などが入る。
横の器には大豆。
まさに節分の風景である。
八寸は
お稲荷さん、畑菜、海老に唐墨、ブリ、鯛、マグロ、数の子のみぞれ和え、ほうれん草に雲丹とキャビア。
このほうれん草がことのほか甘い。
この日の本命は鍋である。
まずは野菜が置かれる。
ラディッキオ、ポワロー、葉ブロッコリー、セルバチコ、セリ、レンコン、水菜、チコリ、サニーレタスなど。
そして丹波の熊だ!
この脂の美しいこと。この色合だけでうまさが伝わってくる。
熊は脂が命!上品かつ甘さが柔らかい。
じつは野菜のチカラが想像以上であった。
味が詰まっている。一つひとつのインパクトが強烈である。
これは驚いた。
猪も入る。
これもまた脂の産物である。
その出汁を使ったたけのこ蕎麦。
うっとりである。
三宝柑に入った蜂蜜、レモン、ヨーグルトのソルベ。
これですっきり。
仲間が集まるには楽しい空間と時間である。
「芦屋たか木 日々好日」
兵庫県芦屋市船戸町5-26 1F・2F
0797-35-7667
投稿者 geode : 01:28