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2017年02月15日
「オテル・ド・ヨシノ」 和歌山・手平・フランス料理
和歌山の「オテル・ド・ヨシノ」には年に数回足を運ぶ。
吉野健さんが全体のプロデュースだが、ここのシェフ・手島純也さんの骨太の料理がたまらなく食べたくなるのだ。
今回のテーマは「コック・オ・ヴァン」。
鶏の赤ワイン煮込みがメイン。
スタートはグジェール。
シュー生地の中にチーズが入るブルゴーニュ地方のお突き出し。
ウフアラコック。
半熟卵の上にトリュフのピュレ。
これはパリの「フォージュロン」のスペッシャリテ。
文句なしのうまさである。
フォアグラのテリーヌ ブリオッシュ包み。
フォアグラの上にはコンソメジュレをのせブリオッシュで包み込む。
なんともしっかりした味わい。
スープ・ド・ポワソン。
魚のスープ。口に含んだ瞬間、宙を目が舞う。
いったいこのスープは何だ。魚の旨み、香り、味わい、甘味などが一つの宇宙を作っているような感覚に陥る。
ブリのミキュイ 生ハムのジュレ 紅芯大根 ラディッシュ。
これはぶり大根のイメージである。
たしかにそれを組み立てる要素が詰まっている。
ブリの火入れは素敵で、一口ごとに深まりをみせる。
べキャスのビスク。
前の海の幸の液体から一気にジビエの世界への誘いに感動。
ヒラスズキのバジル風味。
やや甘めのソースが印象的であった。
メインのココック・オ・ヴァン。
赤ワインをたっぷり使った煮込み。
どっしりとワインと鶏の融合である。
ワインの濃度、鶏へのしみ方などシェフの個性が出た。
お口直し。
ピスタチオ、デコポン、シュルトリューズの氷。
口がすっきり。
リンゴと紅茶のムース パッションフルーツのアイス。
結構攻めのデザート。
エスプレッソ。
ミニャルディーズ。
12名のテーブルであったが、盛り上がりをみせ楽しいディナーの時間となった。
「オテル・ド・ヨシノ」
和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛 12F
073-422-0001
投稿者 geode : 01:59