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2017年03月21日
「祗園ろはん」 京都・祗園・日本料理
料理長が変わった。
献立を見る。以前とほぼ変わっていない。
まず、安心感を覚える。
カウンターの一番奥に座る。
じっくりと調理工程を眺めながらの食事。
鯛の造り。
弾力とねっとりの間がすこぶるいい感覚。
じんわりと甘味が膨らんでゆく。
菜の花の辛子和え。
春の苦味を噛みしめる。
牛しぐれ煮コロッケ。
「これは新作です。手間はかかりますが、おすすめです」と。
その言葉に従った恩恵をたっぷり受け取る。
牛しぐれ煮の上品な味わいは見事である。
魚定食は金目鯛の煮付けである。
同行者の選択。
僕は肉定食。
この季節の新せりと牛鍋。
牛鍋にたっぷり乗った新せり。
これもこの時期ならではの料理。
花山椒と牛肉という組合せもいいが、せりの食感もうれしい。
料理長は変われど、安定感は変わらず。
素敵な定食屋である。
もちろん単品もあり。
「祗園ろはん」
京都市東山区大和大路通四条上ル廿一軒町232 1F
075-533-7665
投稿者 geode : 01:58