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2017年05月22日
「木山」 京都・堺町竹屋町・日本料理
4月25日開店したばかりの日本料理店「木山」。
「和久傳京都」(京都駅)の料理長であった木山さんが独立を果たした。
マンションの1階とは思えない設いは、気持ちを落ち着かせる効果がある。
お通しは、ワタリガニとコシアブラ。季節の贈り物である。
カウンターの隅では、スタッフが鰹節を削る。
このライブ感は凄い。
当然のことながら、あの鰹はどこで生かされるのだろうという期待感が生まれる。
この作用は大きい。
椀物は、鯛の白子・新じゃがいも饅頭・根セロリのすりながし。
コクが何層にも重なった舌触りで気分が高揚する。
造りは石鯛とのびる。
続いてマグロだが、和辛子との相性で甘味が増長される。
椀物は、アブラメである。
すっきりくっきり、うまみたっぷりだ。
筍には卵黄とカラスミ。
この重ねは待ったなしのうまさだ。
天ぷらは、ウド、タラの芽、稚鮎など。苦味のオンパレード。
くじらのベーコンと茎山葵の梅あえ。
ぷっくりした牡蠣に湯葉とウニ。
攻めの料理だ。
香の物と削りたての鰹節。
視覚からのインパクトが鮮烈。
牛肉にゅうめん。
味の濃淡がうれしい。
かつお丼。
ここに鰹節をかけてもよし。
ブラッドオレンジのドリンク。
これにて口内フラットになる。
百合根の茶巾。
抹茶で締める。
開店当初であるが、まとまりのある展開。
「木山」
京都市中京区堺町通竹屋町下ル西側
075-256-4460
投稿者 geode : 01:52