« 「洋食おがた」 京都・柳馬場押小路・洋食 | メイン | 「徳山鮓」 滋賀・余呉・日本料理 »
2017年05月29日
「エニェ」 大阪・堺筋本町・スペイン料理
やっと訪れることができたレストラン。
堺筋本町のスペイン料理「エニェ」。
海外でも修業を重ね、中之島の「ドノスティア」のシェフを勤め独立を果たしたオーナーシェフの砂田裕智さん。
カウンターと個室があるが、この日は個室となった。
スタートは
透明なポテトチップス。
すけて通るようなスタイル。
口の中でふっと消えてゆき、味わいだけが残る。
続いてブラックオリーブのパンケーキ キャビア添え。
艶めかしい口当たりに、ふんわりとろりと広がる味わい。
小玉スイカのカクテル。
アルコールが少しきき、胃袋活性化計画成功である。
ピンチョスは右手前から
白海老・ハチク・生ウニ。ハチクは破竹のこと。
真アジとアボカドのタルタル。
ホタテとマッシュルームのグラチネ。
それぞれしっかりした味のバリーエーションあり。
タパスは
まずマルティーニのジュレとペドロ・ヒメネスのクリーム。
シェリーの香りが生きる。
うすいえんどうのスープ。
青々とした味わい。
主菜に移る。
冷製毛ガニ・水ナス・コンソメ仕立て。
拍子切りの水ナスの食感が楽しい。
山中さんのトマトのガスパチョ モサ海老添え。
視覚的にインパクトありで、あとでモサ海老の濃密な味が追いかける。
ハモとアサリのサルサベルデ。
アサリのジュは偉大である。
スズキのブランチャとシオデ スパイス風味のポルトソースとピカーダソース。
皮目の香ばしさとしっとりした火入れの妙。
イベリコ豚肩ロースの低温ロースト ヤングコーンのクスクス添え。
豚肩ロースは一瞬酢豚を想起させる。
クスクスは郷愁を誘ってくれた。
ニシ貝と黄色インゲンのアロスカルドソ サフラン風味。
サフランの香りと刺激が印象だ。
ホワイトチョコレートのエスプーマと木苺のシャーベット。
紅白が見た目、味わい、食感など見事な対比がうれしい。
まさに時代を感じさせるめくるめく展開であった。
「エニェ」
大阪市中央区安土町1-6-3 エステムプラザ本町クロス 1F
06-6265-1420
投稿者 geode : 01:25