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2017年06月08日

「とんかつ食堂 熟豚」 京都・山科・とんかつ

まず、店頭の風景からして興味を抱く。
とんかつ愛に充ち溢れている。

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熟豚。そう熟成の豚を使うのだ。
これが「中勢以」の豚なのである。
豚への思いの深さもひしひしと感じる。
調味料にも店主の思いが篭っている。
のれんも然りだ。思いの丈を伝えたいのである。

とんかつの評価で、じつはキャベツの存在は大きい。
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まず、分量が問題。たっぷりなければならない。
水切りがしっかりなされていなければならない。
切ってからの時間も問題だ。シャキッとした感じも重要。
ここのキャベツは高いレベルである。

特上ロースかつ定食。
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この脂身の美しいこと。
艶っぽい微笑みが語りかけてくるようだ。
甘い誘惑である。想像しただけに唾液がじんわり溢れてくる。
この想像を超える甘味だが、まとわりつくことなく、すっと引いてゆく。
熟成をきちんと重ねた豚の威力を感じ取った。

そしてカツカレーである。
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カツとカレーは分かれ。
特徴のあるカレー。スプーンですくうとなかなか落ちてこないぐらいに粘度がある。これはルウの粘りだが、それは肉がしっかり溶け込んでいるのだ。
スパイシー感と肉のうま味の饗宴でもある。

そこにかつである。
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程度な脂分がカレーを引き寄せるのだ。
この手もあったのかと想定外の驚きであった。

山科に驚くべきとんかつ屋を発見した喜びである。

「とんかつ食堂 熟豚」
京都市山科区御陵上御廟野町7 小堀マンション 1F
075-595-0295

投稿者 geode : 01:14