« 「とんかつ食堂 熟豚」 京都・山科・とんかつ | メイン | 「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理 »
2017年06月09日
「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥
ふと、焼鳥が食べたくなった。
ちょうど、仲間から連絡がはいり、福島の「あやむ屋」に連絡すると2席とれた。
欲求不満が解決されたような感じ。
サラダと豆腐がサーブされる。
喉に湿り気が生まれる。
サラダは重要である。そこで店の力量が見えてくることも多い。
豆腐は少量の醤油を垂らす。生唾が湧く。
ささみに山葵から始まる。
すっと歯が入った瞬間に山葵の辛さと出汁のうま味が弾く。
せせりは脂が勝負だ。
脂肪をまとった味わいは舌が喜び、気持ちが次第に高まりをみせる。
ねぎま。
ねぎの甘味がうれしい。
三角というかぼんじり。
これぞ脂の弾け具合が秀逸。口の中にゼラチン質の膜が生まれたようだ。
通天閣と呼ばれる軟骨。
これは胡椒の香りで噛みしめる嬉しさ。
心臓、ずりと続く。
胸肉のポン酢。
さっぱり味で口を整える。
背肝。
歯を入れると火入れの妙で滋味豊かな汁液があふれる。
つくねは塩とタレの二種。
このアプローチが見事だ。
揚げの香ばしさ。
つなぎは好みの部位。
脂と香りが一体となって口腔を刺激するのだ。
肝はねっとり、弾力のある柔らかさには無抵抗になってしまう。
焼きおにぎりは上品な味わいで、スキッとした着地である。
「あやむ屋」
大阪市福島区福島5-17-39
06-6455-7270
投稿者 geode : 01:44