« 「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理 | メイン | 「肉家 桜真」 京都・室町御池・焼肉 »
2017年06月14日
「強羅花扇 円かの杜」 神奈川・箱根強羅・宿
「強羅花扇 円かの杜」
料理長が変わり、二度目である。
五十嵐 信幸さんだ。
日本の宿の料理がかわりつつある。
これまで部屋食か食事処であったが、カウンターを設けるところもポツポツ現れ始めた。
先付けは
玉蜀黍のヴァヴァロア。
甘い、インパクトありだ。
出会い皿
青梅氷室、小松菜、栄螺、胡麻酢あえ、ヤーコン、椎茸、胡桃、鏡茄子、柚子味噌。
一つひとつの味わいがしっかり。これから始まる料理の方向性を予感させるのであった。
御椀
メヌケ竹紙昆布巻、煮貝鮑、プルーロット、はす芋、柚子。
昆布で味を補われたメヌケの味わいが楽しい。
壱のお造り
真子鰈、赤烏賊、辛味醤油。
真子鰈の味わいが強い。
弐のお造り
鯵、トリ貝、妻物色々。
鯵の脂ののりがうれしい。
焼物
のど黒藻塩焼 空豆 紅くるり。
蓴菜、蕃加（トマト）のスリ流し酢、鮎寿司、新生姜。
のど黒とトマトのスリ流しの相性がいい。
季節の皿
無花果、海老あんかけ。
美しく、優しい出会いが素晴らしい。
地物
そば粉ベニエ、鏡鯛、夏蕪、柳松茸、デストロイヤー、洋南京。
揚げ物だが、衣がそば粉なので食感がかなりサクリだ。
デストロイヤーとはこの地で限定のジャガ芋のこと。
台替
飛騨牛ステーキ、龍髭菜、豆苗、マイクロトマト。
ステーキの脂分が軽い。野菜と一緒に食べられるのがうれしい。
食事
枝豆御飯（雪椿と箱根西麓野菜）
枝豆の素朴なで控えめな甘さがいいのだ。
水菓子
白鳳、太陽マンゴー、キウイ。
マンゴーが甘い。
氷菓
セミフレッド。アイスクリームの半氷だ。
締めにふさわしい。
五十嵐さんの変化が楽しみである。
「強羅花扇 円かの杜」
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-862
0460-82-4100
投稿者 geode : 01:43
