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2017年06月23日
「洋食おがた」 京都・柳馬場押小路・洋食
エキサイティングな夜であった。
静岡から天ぷら屋の料理人、焼津から魚屋さんが「洋食おがた」のカウンターに座った。
少し前から、焼津の魚屋から、魚が届くようになった。
「どんな調理をされているのか見てでないと、どの魚を送ればいいかイメージが湧きませんから」と魚屋は熱く語る。
まずは、フレッシュチーズとトマトの前菜から始まる。
それを食べながら、メニューの相談である。
洋食屋の醍醐味 ポテトサラダだ。
コハダとトマト。
コハダの酸味とトマトの甘味。
冬瓜、うに、出汁のジュレがかかる。
気持ちがふっと抜ける一品。
さあ、鯵のフライが登場である。
前日水揚げされ、翌日「おがた」に到着した鯵だ。
半生状態の鯵。優しい触感と味わい。前回数日置いた味との差は歴然である。
魚屋さんと料理人の表情がほころぶ。
「ふっくらして、やわらかい」とお褒めの言葉だ。
これは見事な一皿となった。
淡路の伝助穴子のフライには、静岡勢も少し驚いていたようだ。
尾崎牛ランプのカツレツだ。
これは文句なしに旨い。
この牛肉!
ハンバーグも登場。尾崎牛と南の島豚を半々の割合。
脂は豚のを使う。牛の脂は融点が低いので取り除き、ソースに使う。
賀茂茄子カレーである。
夏の「おがた」の定番となった。
御飯は甘味があって旨い。賀茂茄子の塩梅もいいのだ。
オムライスも追加してしまった。
デザートもボリュームあり。
食材、調理法など話題が途切れることなく、じつに有意義な時間であった。
「洋食おがた」
京都市中京区柳馬場押小路上ル等持寺町32-1
075-223-2230
投稿者 geode : 01:41