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2017年06月29日
「Droit ドロワ」 京都・寺町荒神口・フランス料理
御所の西側。
店内から御所の緑が見える。
「7時ぐらいまでは緑が見えていい感じになります」とは「ドロワ」のオーナーシェフ・森永宣行さん。
大阪の「ルール・ブルー」京都の「ベルクール」「AU DISCO」などで仕事をされたシェフだ。
6月に開店、まだ一人ですべてをこなす。
店内に入ると厨房だ。そのカウンターに「アルチザン」のパンが並ぶ。
その光景が、食べる意欲に火を点す。
店内は二層になっている。
中二階もあるが、まだそこは使っていない。
スタートは
フォアグラのシュークリーム。
かなり濃厚、プルーンの酸味も刺激的。
これをたべると、そこにパンが置かれる。
オマールのコンソメ。
これは舌の記憶に残る。
甲殻類のうま味の凝縮感が半端ではない。
透明な液体に込められた思いの深さを感じる。
「追いオマール」と説明された皿。
オマールの爪に美山のインゲン。
コライユをたっぷり使ったソースが追い打ちをかける。
サーモンの料理にはサマートリュフ。
ベルガモットを使ったソースの爽やかな酸味。
サーモンの火入れも素敵だ。黄色のズッキーニ、カリフラワーという野菜も印象的だ。
大和牛もも肉のフランス溶岩グリエ。
もも肉なのに脂分がしっかりで驚きだ。
ソースボルドレーズときた。
シェフがソースの存在をいかに大切にしているかが分かる。
チーズは吉田牧場のマジアグリとサンマルセラン。
デザートは「ザ・プリンです」と。
まさに懐かしうましのプリン。
この潔いスタイルもうれしい。
締めはハーブティー。
これから多くのお客さんに触れ、進化してゆくのが楽しみだ。
「Droit ドロワ」
京都市上京区東桜町49-1
075-256-0177
投稿者 geode : 01:33