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2017年07月05日
「こんどう」 群馬・桐生/みどり市・鰻
旅に出ると鰻が食べたくなる。
相棒のカメラマン・ハリー中西さんも同様である。
「翼の王国」の取材で訪れた群馬県・桐生市でも同じ思いを抱いた。
羽田からクルマで桐生に向かう。
目的地に向かう途中で鰻屋の看板を見つけると、どちらからともなく「今夜は鰻ですかね」となる。
取材先でも「どこかいい鰻の店ありますか?」などたずねたりした。
どの鰻屋も結構閉店時間が早い。
ホテルにチェックインする前に向かったのが「こんどう」という店。
店内はテーブル席と小上がり。
ほぼ満席状態である。意外でったのは、女性客が目立つ。
これは驚き。どちらかといえば、鰻は男性好みかと思っていたが、女性のグループ、家族連れがほとんど。
小上がりに案内された。
メニューから、きも焼と上うな重を頼む。
きも焼が届く。
相棒は「日本酒」である。
たしかに酒が欲しくなる味わいだ。
適度な苦味とタレの甘さ。
つづいて上うな重だ。
びっしり鰻が乗っかる。
この色艶が「旨いですよ!」と語りかけてくるようだ。
群馬だから、当然のことながら蒸しをかけたスタイル。
柔らかさを想像しながら箸をつける。
予想より柔らかい。
鰻を軽く持ち上げる。箸からこぼれそうだ。
口に運ぶ。これが舌だけでも十分に崩れるぐらいの柔らかさ。
ご飯と一緒に食べると、また別は味わいが生まれる。
「焼き立ての関西焼きもいいですが、この柔らさかと香りもいいですね」
つまり、我々は鰻が好きなのである。
関西焼きも関東焼きもさほど問題ではなく、鰻が好きだということを実感した。
身体中に元気がみなぎってくるような感じである。
食べ終わるとレジの近くに数名のお客さんが待っていた。
午後8時に近い時間のこと。やはり驚きは隠せない。
「こんどう」
群馬県みどり市笠懸町阿左美3255-4
0277-76-1676
投稿者 geode : 01:36