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2017年07月24日
「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理
男性6名で定期的に集まる「男会」。
建築家がいれば噺家、製造業など多彩である。
今回は京都・岡崎の「チェンチ」となった。
個室である。好きな話題に興じることとなった。
「チェンチ」の坂本健シェフは、イタリア料理を作っているが本人は京都の料理を作っているという意識のほうが強い。というには和から影響を受けた「うま味」を重視し、その生かし方も秀逸である。
また町家を改造したものだが、二階にはいまだ大家さんが住んでいるので天井を触ることができない。
空間の広がりがほしいので、なんと地下を掘ったというわけ。
そこから生まれた空間の心地よさも大きな魅力になっている。
スタートはお決まりのペルシュウ。
岐阜県「ボンダボン」というハム工房の逸品である。
生ハムの味わいを知るには貴重。
オクラ、パプリカ、胡瓜、トマト、伝助穴子、ディル。
野菜が放つ力と穴子のエネルギーがうまく同居するのだ。
新生姜、茗荷、水茄子、馬肉、パルミジャーノ。(画像無しです)
この時期の水茄子がしっかり主張する。馬肉の新たな食べ方だと思った。
緑野菜、雲丹、あさり。
海の恵を一身に背負った一皿。
とうもろこし、鮎。
フロマージュ・ブラン、サワークリームなどがいい媒介になっている。
万願寺唐辛子、田村牛、ローズマリー。
田村牛のうま味に舌を巻いてしまった。
パスタかリゾットのチョイス。
全員、あさかぜ胡瓜と鮎の穂紫蘇の香りリゾット。
このチョイスで、その日の料理の印象が変わる。
この日は和の要素が強い。
デザートパート1は
ココナッツ、マンゴスチン、サンブーカである。
パート2は
チェリー、チョコレート、ピスタチオ。
チョコレートの砕いたのが素晴らしい。
エスプレッソで締める。
同行者たちはかなりの気に入りようで、次の予約を入れていた。
「チェンチ」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
075-708-5307
投稿者 geode : 01:15