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2017年08月29日
「センプリチェ」 京都・中書島・イタリア料理
イタリア料理と書いたが、いまや「センプリチェ」の西山哲平さんの料理となっている。
カウンターに腰を降ろし、引き出しを開けるとナイフ・フォーク・スプーンなどのカトラリーが並ぶが、ほとんど料理を箸で食べることができる。
メニューには素材の名前が並ぶ。
おもてなし
赤いジュース 香草や野菜、ルバーブ、桃、トマト、赤紫蘇である。
すっきりとして柔らかな刺激をうける。
蛸焼き
明石焼きを思わせる。イカスミに蛸の出汁。まさに蛸焼きだ。
前菜
サラダ ライムとミントのソルベ
トマトと無花果のクリーム。
季節の野菜にこれらが乗る。温度帯と香り、食感の饗宴。
この「センプリチェ」を象徴する一品。
パスタ1
トウモロコシを詰めたラビオリ
焼き干し鮎 焼きもずく サマートリュフ
モッツァレラチーズ。
トウモロコシの甘味が炸裂。付け合せの多彩なこと。
魚
ウナギ 生パプリカ 焼き冬瓜
ウナギのカリッとした歯ごたえと身のコクには感動を覚える。
冬瓜の味わいもいいアクセント。
パスタ2
タリオリーニ
岩牡蠣 焼きトマト 茗荷 青柚子の香り
岩牡蠣の濃厚な味わいをしっかり受け止める力がある。
パスタ3
冷製パスタ スープ仕立て
鮑とオクラ カボス果肉。
これは衝撃の一皿。スープ仕立ての新バージョンだ。
肉
但馬牛 焼き胡瓜 発酵万願寺ソース
西山さんは考えた、熟成ランプ肉をいかに食べさせるのか。
野菜のパワーが見事な結果を呼び込んだ。
米
鱧で包んだ西瓜の焼きリゾット
焼き茄子出汁。
この発想に驚く。
デザートは
ミルクレモンジェラート 無花果コンポート
パッションフルーツとフロマージュ
エスプレッソにいつものミニャルディーズ。
確実に独自の世界を作り上げた感じだ。
「センプリチェ」
京都市伏見区表町582-1
075-605-4166
投稿者 geode : 01:23