« 「あべ食堂」 福島・喜多方・ラーメン店 | メイン | 「イル ギオットーネ」京都・東山・イタリア料理 »
2017年09月08日
「じゃ豆」 福島・福島・コーヒー専門店
喜多方での取材を終え、福島空港から大阪に向かう。
福島市には「じゃ豆」という友人のコーヒー店がある。
何年も前に訪れ、そこでマンデリンを飲むことが出来なかったエピソードがある。そこから親しくなり、関西で一緒にコーヒー店巡りをしたり、情報の交換、豆のやり取りなど、かなり濃密な関係といってよいのだ。
そして、ついに「じゃ豆」でマンデリンを味わう日がやってきた。
「マンデリン4種 用意しています」とオーナーの岡本幸弘さんからのメッセージである。
カウンターに座る。お互い笑顔がこぼれる。なんだか同士のような気持ちになる。いい感じの再会である。
まずは氷出しのマンデリン。
シャンパングラスに入っている。
香りは、どこかアルコールを感じさせる。
口に含むと柔らかな苦味と軽やかな酸味が渾然一体になった。
次は、同じ豆のマンデリンを60度の温度で抽出。
奥様が「やっと『じゃ豆』でマンデリンを飲んでもらうことができました」と。
60度という温度では、苦味の感じ方が異なる。
ふくよかな味わいがうまれる。
次はウォーターマンデリンである。
これは水出しではなく、水の中にマンデリンを浸け、抽出が終わったところで再度豆をプラスし、浸けるというスタイル。二度浸すということ。
これは、氷出しとは違う香りが立ってくる。
味わいは苦味のバランスがいい。
最後の一杯は水出しマンデリン。
明らかに味わいはことなる。まず香りがすべて違う。
こんなに違うのかと思うぐらいに違いがある。
面白いというか興味がどんどん膨らんでくる。
締めは、こちらの氷だしコーヒーの定番。
エチオピアナチュラルである。
これもまた香りが特徴的だ。
帰り間際にコーヒーゼリーも頂いた。
あんことの相性がすこぶるよしだ。
コーヒーが生み出す世界の深遠なこと。
まだまだ、考える、チャレンジすることは山積状態といってよいだろう。
コーヒーが取り持つ縁が広がりと奥行きをましてゆく。
これは大切にしたいものだ。
「じゃ豆」
福島県福島市鎌田字町55-10
024-553-0157
投稿者 geode : 01:14