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2017年09月15日
「モリエール」 北海道・札幌・フランス料理
札幌の「モリエール」。
北海道を代表するフランス料理店である。
この季節は、仔羊がメインとなる。
平日の午後7時。すでに客席は満席状態。
それぞれのテーブルの盛り上がりが素敵な空気感を醸し出している。
「モリエール」の料理を食べたいという人達が集まっているのだ。
まさに大人のレストランという風格が漂っている。
スタートは
玉ねぎとベーコンのキッシュである。
熱々を手で食べる。これで一気に食べる気持ちが高揚する。
すっかり「モリエール」の世界に魅せられる瞬間。
冷製トウモロコシのスープ。
そこに熱いトウモロコシが加わる。
この食感と温度の差がうれしい。
ジャガイモのニョッキ。
バジルの泡である。
バジルの香りと味でニョッキが別物になる。
これはなんと帆立の天ぷら。
熱々で大葉が巻いてある。これも手で食べる。
雲丹は下にフロマージュブラン コンソメ オクラのスリ流し。
なんとも口の中が一つの宇宙を生み出す。
温野菜のサラダ。
かき混ぜて食べるのだが、この一体感がありながら、それぞれの野菜の味わいをきちんと感じる凄み。
生きたボタン海老。実際跳ねる。
甘味が半端ではない。
これもかぶりつくことで、真骨頂を味わえる。
ソイのムニエル。
ソースの酸味もふくめ、ここならではと感じた。
紅茶とレモンのソルベ。
仔羊の焼尻。
豪快に焼かれた。
この焼き色の見事なこと。
味わいがストレートに舌を包み込む。
これは手づかみで!
骨の間際の恍惚感。
ジャガイモのグラタン。
定番の実力だ。
山羊のチーズにうっとり。
コーヒーのソルベにキャラメルの泡。
大人だね!
トマトは飲み物だ。
季節の無花果。
エスプレッソ。
フランスのバウムクーヘン
ガトー・ピレネー。
これは東京の「オーボンビュータン」で焼いてもらった。
スタートからエンディングまで、飽きることのない素敵な時間が流れていた。
「モリエール」
札幌市中央区宮ケ丘2-1-1 ラファイエット宮ヶ丘1F
011-631-3155
投稿者 geode : 01:27