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2017年10月12日
「ロティスリー桂樹庵」 神奈川・湯河原・フランス料理
10月2日湯河原に「ロティスリー桂樹庵」がオープンした。
コンセプトは、フランス人が毎日普通に食べているフランス家庭料理の店である。料理の監修はパリの一つ星レストラン「レストラン フレデリック・シナモン」のオーナーシェフ、フレデリック・シナモンさん。
10月2日から一週間来日。その初日に伺った。
このレストランのオーナーは、パリ在住40年のフードジャーナリスト、南谷佳子さんである。南谷さんのご両親が別荘として使っておられたところをレストランとしてリノベートしたのだ。
まさに家庭的な雰囲気が満載である。
スタートはカリフラワーのカラメリゼ 酸味を利かせたパクチーとあさりを添えて。
このカリッとした食感には驚いた。
カラメリゼの甘味と酸味のハーモニーはいかにもフランス的である。
「緒方エッグファーム」の健康をお届けする卵、ゴボウとヘーゼルナッツ、梨の共演。
熊本の「緒方エッグファーム」の卵を使う。
ゴボウをパスタに見立てる。卵はポーチドエッグ状態で、それを潰すとトロリ。
ソースのコクが出てくる感じだ。
海の香りいっぱいのジュレ、「湯河原の力石さん」が丹精込めて作ったオーガニックのフェンネルを使ったソースと真鯛のハーモニー。
塩分とフェンネルの香りと真鯛の出会いがうれしい一皿。
ソースがたっぷりというのが家庭料理をイメージする。なんだかほっこりと安心感のある料理。
レモンのクリームとバジリコのジュレ。
酸味や香りの使い方が、僕達とはことなる感覚がある。
だが、それが魅力の一つとなっている。
南谷佳子さんとフレデリック・シナモンさんの新たな挑戦は始まったばかりだ。
湯河原のポテンシャルも合わせて感じた食事であった。
「ロティスリー桂樹庵」
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上387-3
0465-43-9736
投稿者 geode : 01:44