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2017年11月22日
「ORTO オルト」 京都・三条衣棚・イノベーティブ
「リストランテ オルト」から「ORTO オルト」に変わり、
料理もイタリア料理からイノベーティブと名乗るようになった。
店内もまったく別の店かと見紛うほどの変化。ナチュラルな雰囲気がじつに心地が良いのだ。
メニューも素材だけが記されている。
この日のテーマは立冬。
まずはこれから焼くパン種をみせてくれる。
これはカウンター内に設置されたオーブンで焼かれる。
225度で8分。
焼きあがった椎茸風味のパン。
姿はシャンピニオン。椎茸の香りと味が秀逸。
メニューに記されていない突き出し。
長野県小布施の青りんごのタルトにフロマージュブランと刻みワサビ。
オリーブオイルを使ったフェイクキャビア。
最初から種々の味わいや食感などでインパクトあり。
銀杏。
銀杏をすりつぶしたチップに百合根とつぶ貝。
スープも百合根。重なり合うこと銀杏が生きる。
柿。
ボタンエビの上に柿の細切りが乗る。
柿の甘味と海老の甘味の二重奏である。
鰆。
鰆にはトランペット茸やヒラタケ、カブラが添えられる。
鰆は軽い火入れで、味わいに深みを与える。
菜園。
18種類の野菜、5種類のハーブ、3種類の花を盛り込んだ一皿。
視覚に訴える力があり、野菜の輪郭がくっきりする。
鯔。
ボラの白子のフリット。サクッとした歯ざわりととろりの饗宴。
口直しのグラニテ。
カニのグラニテには驚く。
花乃牛。
焼かれた牛が登場。
花乃牛にはマッシュルームとパン粉・竹炭パウダー。
ソースはサツマイモと赤味噌、マッシュルームと2種。
このバランスが見事だ。
花乃牛の時雨煮、これはごはんと一緒に。
この心配りがうれしい。
セロリ。
セロリのコンポート。新たなデザートとの出逢い。
栗。
栗を使ったデザート。
濃厚ながらもスキッとしていた。
ミニャルディーズ。
これとエスプレッソで終了。
流れもよく 楽しめる料理であった。
「ORTO オルト」
京都市中京区衣棚通三条下ル三条町337-2
075-212-1166
投稿者 geode : 01:58