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2017年12月25日
「カセント」 神戸・県庁前・イノベーション
訪れる度に興奮を覚える。
神戸の「カセント」。
4名の会食である。
可愛い物体が登場する。
大根にカラスミ。
一口サイズが語るシェフの思いが弾ける。
有精卵のフランに百合根のスープ。
そこに柚子のバターが加わり、香りとコクの一品が完成した。
皮目のカリッと焼けた香ばしいパンにも魅せられる。
前菜盛合せ。
アンチョビ、サバのマリネにスモーク、河内鴨の刺し身、
カワハギ、鯛などがずらりと並ぶ。
これはほぼ定番化しているが、気持ちがほっこりとしてくる。
河内鴨の血のソーセージ。
うま味の凝縮感が半端ではない。
ハモンイベリコ。
ねっとり感と甘味の合体に感じる。
旬の野菜のスペッシャリテ。
野菜だけでここまで思いの深さを感じさせる料理が他にあっただろうか。
あんこうは優しく火入れされ、輝きをみせる。
フランス産の鴨はクレソンとレフォールで。
歯を入れたときの鉄分の味わいがちがう。
オジャ!
まさに海鮮の醍醐味を味わう。
泉州のみかんのムース。
香りも楽しめる。
新潟産洋なしのタルト。
安納芋をつかったデザート。
「カセント」で食事をすると静かだが、
総量の多いエネルギーを身体に蓄えたような気分になる。
「カセント」
神戸市中央区中山手通4-16-14
078-272-6882
投稿者 geode : 01:34