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2018年02月14日
「Le Relais de Venise」 フランス・パリ・ステーキ専門店
30年以上通っているステーキハウス。
パリで最も訪れた回数が多いレストラン。
この日も、午前中ピカソ美術館で「ピカソ1932-エロティックな年代」という展覧会を観て、今まで以上にピカソに敬意の念を抱く。
充実した1年間の作品や出来事を時系列に並べた、画期的かつ意欲的な作品展。
この1年はピカソにとっても、大きな転換期でもあったようだ。
その後、ポルトマイヨー駅近くの「Le Relais de Venise」に向かう。
日曜日の昼ということもああり、やはり店頭には行列。
ここは一切予約を取らないシステム。
常に満席状態が続く。30年以上、同じ状態というのがすごい。
こちらは5名、およそ20分ばかり並び席に着く。
席を采配するのはマダムである。
彼女が席を全て決めてゆく。
だが、オーダーなどのサービスは別の女性が担当でである。
食べ終わった食器を片付け、ぺーパーのテーブルクロスを変え、そこにナイフフォーク、グラスを置く。
この流れに全く無駄はない。
黒い服に白いエプロン姿の女性が動く。
ここでは男性従業員の姿を見たことがない。
オーダーはステーキの焼き加減と、飲み物のみ。
僕はミディアムレアを注文。
ワインはボルドー サンテミリオンの赤。
あとは到着を待つだけ。
まずはサラダが届く。
クルミが乗ったサラダもずっと変わらず。
これを食べ、ステーキを待つ。
隣のテーブルは80歳を超えた父親とその息子らしき男性。
二人ともステーキを食べ終え、デザートに移った。
父親は、デザートに砂糖を何度もふりかける。
息子らしき男性は、父親の好みなのだ、と傍観状態。
食べ終わり、こちらが凝視していたことに気づいていたのだろう。
父親がステッキをつきながら笑顔で去って行った。
周りのテーブルは家族連れやカップルなど実に多彩。
やってきた。
フレンチフライがたっぷり。
ステーキには辛子風味のソースがかかる。
フレンチフライにはマスタード。
部位はアントルコート。リブのところでステーキに最も使われるところだ。
赤身であり、噛むことで味わいが豊かになる。
肉を喰らうという感じで食べる。
どちらも無くなったところで、おかわりが入る。
お代わりというより、一度に全てを出すと冷めてしまうという配慮のようだ。
このお代わり、最初より多いのではないと思ってしまうほど。
まさにフランス人の日常食という感じがいいのだ。
デザートは、5名でバシュラン。
メレンゲとアイスクリームとチョコレートソース。
しっかり甘い。
これにエスプレッソで締める。
何度訪れても印象は全く変わらないのがすごい。
「Le Relais de Venise」
271 boulevard Pereire, 75017 Paris, France
+33 1 45 74 27 97
投稿者 geode : 01:41