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2018年02月14日
「Les Enfants Rouges」 フランス・パリ・ビストロ
日本人シェフ 篠塚大さん。
北マレ地区の一画にビストロ「Les Enfants Rouges」がある。
小さなカウンターとテーブル席。
すっかり満席状態。夜は2回転は確実ということ。
店内の盛り上がりが素晴らしい。
ここの食事を楽しみにする人たちが集まる。
まずは「シェフからです」ということでフォアグラのテリーヌが届く。
ねっとりした食感の中に甘味とコクが同居する。
食材が持ちうる力を感じる。
一気にビストロ気分を味わう。
そしてカボチャのムース、カカオのビスケットが出る。
カボチャのムースは空気のような味わい。
料理は前菜、メイン、デザートから一皿ずつ味わうプリフィックス。
前菜は子牛の脳みそのフライ、子牛の胸肉の煮込み、レモンマヨネーズ、ハーブのサラダにした。
この脳みそのフライはとろりとして滑らかな口当たりと適度な甘味で秀逸。
胸肉の煮込みもしっとりとふくよかな味付けで、その技術の高さに感動だ。
野菜などとの組み合わせも豊かである。
パンも香ばしく、生地に味がある。
メインは
南西地方のカモ肉、フィレ肉のロースト、もも肉のキャベツ包み、グリエしたネギのブイヨン。
このカモ肉のうまさには舌を巻いた。
フィレ肉自体の滋味溢れる味わいも素晴らしいが、脂分の上品かつまろやかな甘味には驚き、心ウキウキ状態である。
キャベツ包みも噛む食感がいい感じだ。
ブイヨンの艶やかな香ばしさもこの一品を形成する重要な要素だ。
抹茶のムースとメレンゲ。
一旦気持ちを沈静化する。
デザートはタルト・タタン ヴァニラアイス、リンゴのチップス。
テーブルを一緒した仲間はババやクレーム・キャラメルや、暖かいショコラなどを注文していた。
タルト・タタンはしっかり濃厚で印象的。
カジュアルな雰囲気の中にしっかりフランス料理の力を感じ、気持ちの高揚も素敵であった。
「Les Enfants Rouges」
9 rue de Beauce, 75003 Paris, France
+33 1 48 87 80 61
投稿者 geode : 01:13