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2018年03月14日
「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ
ここの存在を知ったのは心斎橋にある「でりしゃす」という鉄板焼きの店からである。
ひらがなの「でりしゃす」は「デリシャス」の息子さんの店だ。
息子さんは吉原昭さん。
「父親の背中をずっと見ています」と話す。その背中が「デリシャス」である。
鉄板焼きの店だが、店内の壁には宝塚歌劇団御用達であることが瞬時に理解できるポスターなどが貼ってある。
ここではハンバーグを頼まなけばならない。
鉄板の上に置かれただけで、他のハンバーグとは異なることがわかる。
焼きあがるまでにステーキである。
ロースをお願いする。
まずは塩で食べる。
牛肉の香りと甘味が交差する。
イチボのたたきである。
うっすらと脂肪が口の中で喜びを呼び込む。
口中の温度によっての変化が鋭い。
そしてハンバーグである。
ふんわりという表現は、ハンバーグにふさわしくないが、
ここのハンバーグだけにはぴったりという印象である。
後半戦は、ハンバーグを飲むといいたいぐらいの解け方なのである。
優しいお父さんの気持ちと性格がこの一品にしっかり入り込んでいるのだ。
今年で開業50周年という。
食べる側も嬉しい出来事である。
「デリシャス」
大阪府豊中市服部豊町1-6-7
06-6863-0022
投稿者 geode : 01:49