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2018年03月26日
「パトゥ」 神戸・中山手・フランス料理
何年ぶりだろう。
赤ピーマンのムースを食べたのは・・。
このメニューはパリの「ヴィヴィロワ」で生まれ、
ベルナール・パコーさんの「ランブロアジー」で
世間に広く知られ、一世を風靡した。
「ランブロワー」でパコーさんと共に働いた
斉須政雄さんの「コートドール」でも供される。
その「コートドール」で働いた山口義照さんが
1999年にオープンさえた「パトゥ」である。
赤ピーマンのムースはトマトのクーリーの酸味との相性も素晴らしく、
すっと口中で消えてゆくのであった。
懐かしい思い出が蘇ってくるのであった。
パンもしっかりと味わい深い。
サラダは
海鱒、ホタテ、やまいも、ジャガイモ、アボカド、トマトなどがはいり、
柔らかな酸味のドレッシングも程よく、どんどん食欲を刺激される。
ソースはイタリアの魚醤・コラトゥーラとクリーム、ディルの2種類。
魚はキンキであった。
付け合わせの春キャベツのブレゼ、ケッパーとコルにションのソース。
キャベツの甘みは、山口さんらしい付け合わせ。
メインは
ロゼール産の仔羊。ロゼールは南フランスにあり、仔羊で有名な地域。
その胸肉を使った料理は、火入れのタイミングが素晴らしく、
仔羊が持つ香りや味わいを見事に引き出していた。
付け合わせの野菜も凝縮した味を楽しむことができた。
デザートはホワイトチョコレートのスフレとイチゴのパルフェ。
しっかりとしたフランス料理を食べたという実感ありのレンチであった。
「パトゥ」
神戸市中央区中山手通3丁目5-10 サンシャイン中山手
078-392-8216
投稿者 geode : 01:23