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2018年07月13日
「モリエール」 北海道・札幌・フランス料理
年に何度が訪れたくなるレストランがある。
その一軒が札幌の「モリエール」だ。
中道博さんというオーナーシェフは、この「モリエール」を始め
「マッカリーナ」「ビブレ」などのオーベルジュも含め複数のレストランを経営する。
「モリエール」は北海道版ミシュランで三つ星を獲得。
年齢は60歳代半ばだが、じつに柔軟な思考で料理を作り続ける。
そのエネルギーといつまでも失うことのないパッションがすごいと感じる。
この日は冷たいガスパチョから始まった。
軽やかだが、トマトなど素材の味わいが明確にわかる。
このウニは素敵であった。
下にはクリームチーズ、バフンウニにオクラのすり流し。
一緒に混ぜて食べると一体感と新たな味わいが生まれる。
ホタテのフリット。大葉とわさびをプラス。
これは天ぷらの世界だ。
サラダは20種類を超える野菜と周りのピュレなどを三回程度混ぜる。
すると一口ずつ食べ味が違うという仕掛けである。
均一に同じ味というのではなくむしろ差異を楽しむ料理である。
一夜干ししたにしんにスモークをかける。
香りと風味、色合いから味を想像する。
じゃがいも、新カズノコ、玉ねぎ、サワークリームなども楽しい。
毛ガニのリゾット。
これは贅沢な一品であった。
紅茶のグラニテ
そこにキルッシュをかけると、また大人の味わいに!
メインはエイのヒレの焦がしバター。
なんとも古典的な手法で、それが生きている。
うっとりするぐらいの味わいで、エイもほぼ食べ尽くす。
付け合わせのジャガイモのグラタンも素敵だ。
デザートは焼いたパイナップル。
これをその場で切り分ける。
バニラビーンズがたっぷり入ったアイスクリームとの出会いは記憶に残る味わいだ。
いちごとさくらんぼ。
ベニエのきな粉は、また衝撃のデザート。素晴らしい。
エスプレッソとハーブティーをいただいてしまった。
今回もまた素敵なトリガーが埋め込まれた。
「モリエール」
札幌市中央区宮ケ丘2-1-1 ラファイエット宮ヶ丘1F
011-631-3155
投稿者 geode : 01:03