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2018年07月30日
「京、静華」 京都・岡崎・中国料理
「京、静華」はメートル原器のような存在である。
宮本さんの料理を食べると、自分の料理に対する姿勢が見えてくるから恐ろしいとも言える。
そんなことを思いながら料理が始まった。
最初に出されたのが酸梅湯(サンメイタン)。
烏梅(青梅を黒くなるまで燻製したもの)に山査子、甘草が入った夏向きの飲み物である。
すっかりと暑気払いになる。
鮎の焼き餃子。
柔らかなはらわたの苦味が餃子のランクを上げる。
夏野菜の生姜ソース。
田中唐辛子にはピータンを詰め込む
ゴーヤ、レンコン、オクラ、トマト、サツマイモ。
揚げたり、蒸したりと中華の技法が冴える。
中華風刺身。
明石産のスズキ。
いつもバリエーションが変わり、年中楽しめる一皿である。
スープ。
冬瓜は中華の強みだ。蒸し揚げて全体に火入れをしてゆく。
宮本さんの上湯は、凄みのあるクリアだ。
エビのステーキ。
エビをすり身にする。この発想も美しい。
牛肉の煮込みとジャガイモ。
解ける食感と牛肉のうまみ、インカの目覚めというジャガイモの甘味。
ミルクの泡にトウモロコシのアイスクリーム。
白いトウモロコシの甘味も生きる。
鱧ご飯です。
鱧の下にはもち米と豆豉と実山椒。
あんがかかる。
手打ちの玉子麺。
鶏肉の棒々鶏棒々鶏ソース。
優しい味わいが特徴である。
ご存知 杏仁豆腐。
素晴らしい。
桃のシロップ煮。
フルーツティー。
安心して食事の時間が過ぎてゆく。
次のチャンスが楽しみである。
「京、静華」
京都市左京区 岡崎円勝寺町36-3 2F
075-752-8521
投稿者 geode : 02:07