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2018年08月16日
「MonoArt coffee roasters」 京都・四条木屋町・コーヒー
今年の夏は暑い。
コーヒー店に入る。
頭は熱いコーヒーを飲みたいのだが、身体と気分は冷たいコーヒーを望んでいる。
その様子を見透かしたようにマスターは
「シェカラートはいかがですか?」と声をかけてくれた。
「シェカラート」耳に届く単語は、どこかで聞いたことがある。
「エスプレッソを冷やしたモノです」とのこと。まずは、それをお願いする。
マスターはエスプレッソを抽出し、そこに少量の砂糖を加え、シェイカーに入れ振る。
小さなグラスに入った「シェカラート」。
程よい温度になっている。これは、この季節嬉しいな。
飲み干したところで、2015年ミラノ国際万博(食がテーマ)でミラノに行ったとき、
モンテナポレオーネ通りの「サンタアンブローズ」という老舗カフェで
同行者が飲み感激したメニューであったことを思い出した。
それはもう少し大きなグラスに入っていた。
一息ついたところで、熱いコーヒーに移る。
深煎りである。ケニアだ。
苦味はあるが、軽やか。マスターの目指す世界である。
ここからは、いろいろな話題で盛り上がる。
今回は、音楽話である。
ここでかかる音楽がエレクトロニカ。
年齢は僕より12歳年下なので、音楽経験は少し時代感が異なるが、共通項はかなり多い。
京都のカントリーウエスタンの大御所から、海外のアーティストまで
お互いの手の内にあるカードを一枚一枚切ってゆくような感じであった。
ミラノの老舗カフェを思い出したり、音楽の話をしたりすると、
まさに時空を乗り越えた時間の流れを感じていた。
「MonoArt coffee roasters」
京都市下京区真町90-8
075-744-0887
投稿者 geode : 01:01