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2018年09月04日
「ラ・シーム」 大阪・三休橋・フランス料理
オーナーシェフの高田裕介さんは、1977年奄美大島生まれ。
尊敬する料理人はヤニック・アレノ、田代和久さん。
店のコンセプトは「稽古照今」である。
古典を深めながらも 現代進行形の技術を追うことで ひらめきを形にする。
現在の指針とするために 古典を学ぶという意味。
まさに「いま」の時代を駆け抜ける料理人である。
コンセプトがあるから方向性が定まる。
この日はランチであった。
定番のブーダンドッグから始まる。
フランスのブーダンノワールとアメリカンドッグの融合だ。
サバ モロヘイヤ キュウリ
サバと青みのマリーアージュ。
ゴマのチップ。
サバの合間に食べる。香ばしさが生える。
毛ガニのタルト 紅芯大根
ジャガイモ アサリ ウニ
三つの力が寄り添う。
カツオのたたき ビーツと赤玉ねぎ
色彩と味わいがうまいバランス。
ケンイカ インゲン豆 ネクタリン
泡はミント、イカの甘味が爽やかに感じる。
パンも味わい深い。
鹿児島のオーガニックうなぎ 水ナス
上にはエゴマ。うなぎの味がキレイ。
クエ 枝豆 エンドウ豆 トマト
トマトのソースが冷たい。この微妙な温度帯の提供がポリーシー。
奄美大島 仔豚 トウモロコシ
この仔豚の食感と味わいは初。素晴らしい、記憶に残る。
田芋 ヘベス 抹茶
芋はコンポート 抹茶の香りがきいている。
オレンジ マンゴー カルダモン
楽しさも満喫
ミニャルディーズもバリエーション豊か。
料理をすることは考えること、という感じが伝わってくる。
なんともエキサイティングな昼食であった。
「ラ・シーム」
大阪市中央区瓦町3-2-15 本町河野ビル1F
06-6222-2010
投稿者 geode : 01:21