« 「RESTAURANT SAKAKI」 東京・京橋・フランス料理&洋食 | メイン | 「餃子ごずこん」 京都・麩屋町錦・餃子 »
2018年09月19日
「麺と人」 京都・南車屋通・ラーメン店
「カドカミさん、ラーメンって食べるのですか?」と、聞かれることが結構多い。
どうも、ラーメンを食べない、という印象があるのだろう。
週に一回というほどではないが、ときおり無性に食べたくなることがある。
大阪の天ぷら屋で、この「麺と人」のことを聞いてずっと気になっていた。
先月、場所を確かめに行き、猛烈に食べたくなった。
というのは、この「麺と人」がある場所は、数年前まで「すみれ寿司」という寿司屋があった場所。
「すみれ寿司」にはかなりの回数通った。
お父さんが倒れられ、息子さんが後を継いでからも訪れた。
僕にとっては思い出深い店舗といえるのだ。
店内の様子は変わっているのだろうか。
ラーメン店の店主はどんな方なのだろう、などいろいろな思いを抱いて店に入った。
カウンターの雰囲気はほとんど変わっていない。
ほっこりした感じである。
スタンダードな角煮味噌らーめんと水餃子を注文した。
角煮味噌らーめん。
一瞬、この濃厚さは凄そうだと思った。
レンゲでスープを飲む。視覚から受ける印象より、はるかに軽やかである。
濃厚さを覚悟したのだが、それは杞憂であった。
続いて麺を食べる。ムチっとした食感は、味噌味には必要だと感じた。
麺の味わいも結構しっかりしている。
角煮を口に入れる。この甘さが気持ちをホッと和らげる。
これはいいぞ、角煮の存在感が嬉しくなる。
スープを飲むと 舌に少し粉状の存在を感じる。
コクと味わいにつながる。
味噌ラーメンを関西で食べる機会が少ない。
味噌ラーメンを供する店も少ない。
札幌で食べたお気に入りの味噌ラーメンとは違う。
かなりオリジナリティがある味噌ラーメンである。
次いで水餃子。
水餃子は、皮を食べる料理だと思ったりする。
皮の味をどこまで出すことができるか。
店主と話すと「すみれ寿司のことを言われる方は多いです」とのこと。
話すことが好きなような店主、また再訪気分で店を後にした。
「麺と人」
京都市中京区南車屋町287 木屋町会館1F
投稿者 geode : 01:31