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2018年09月28日
「老松 喜多川」 大阪・西天満・日本料理
先日、京都のANA CROWNE PLAZA HOTEL で「祇園さ々木一門会」というイベントを行った。
「祇園さ々木」出身の料理人が集まり、今回は「だし」をテーマに料理を作ったのである。
さすが、一門会だけのことがあり、まとまりの良さ、その熱量の凄まじさは見事であった。
その一人・喜多川逹さんの店は大阪・西天満にある。
昼間に男性三人で訪れた。
二人は昼から酒を飲み、僕はお茶であった。
先付は
長芋素麺、モロヘイヤ、車海老、だしのジュレである。
季節感を漂わせながら、酸味もきかせ、日常から非日常への橋渡しを巧みに行っている。
八寸である。
イカのおかき揚げ
かますの寿司
卵焼き
菊菜としめじ
安定感のある味わいで、ホッとした気持ちで料理を進める。
椀物は
れんこん餅に 甘鯛である。
れんこん餅のやや粘りある食感に甘鯛の旨味が絡む。
造りは
マグロと秋刀魚である。
脂ののったサンマは舌を覆ってくれる味わい。
焼き物
サワラのタデ酢。
タデの酸味とサワラの持ち味が呼応するのであった。
車海老、サツマイモ、銀杏など季節が匂い立つ一皿。
煮物
鴨の治部煮、かぶらにクレソン。
鴨、かぶら、クレソンというラインナップ。
治部煮がしみじみうまいのがありがたい。
金目鯛の炊き込みご飯。
これは贅沢である。
米粒の味わいが光る。
デザート。
ごま団子
バニラアイスクリーム
シャインマスカット。
1時間半の食事であったが、テンポよく供され、満足感の高いランチである。
「老松 喜多川」
大阪市北区西天満4-1-11
06-6361-6411
投稿者 geode : 01:02