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2018年10月02日
「かさ原」 神戸・中山手・焼鳥
友人から「神戸にお気に入りの焼鳥屋があるのです」と聞き、その友人と一緒に出かけた。
中山手にある「ラ・ドルレイ神戸三宮」というビルの7階。
同フロアには中華料理の「EVOLVE」があり、6階には「リストランテ ドゥエ」や
日本料理の「小猿」などが入っているビルなのである。
店は白木のカウンターがコの字に設置され、焼き台も煙が店内に流れないような設計となっていた。
この日は一番端の席で、オーナーの笠原悠仁さんの動きが後方から見えるところであった。
焼きは笠原さん一人が担当である。
まずは焼落花生が登場。
内部は、しっかり水分が残り蒸し焼き状態のような感じであった。
炭酸水を頼むと「山崎の水」という微発泡の水であった。
口当たりも柔らかな、料理に寄り添う味わい。
肝の刺身である。
ねっとり感と甘味は秀逸。淡雪塩がかかる。
ももの造り。
切り方からくる味わいが繊細である。
わさびの効果あり。
焼きに移る。
内もも。
弾力と脂分が程よい。
ねぎ身。
ねぎまならぬねぎ身。
脂分の使い方が見事であった。
団子。
いわゆるつくねである。
口の中での解け具合が早く、味の広がりがある。
銀杏。
ほろ苦さが嬉しい。口の中が変化する。
レバー。
これは予想よりあっさりとしていた。
焼き方による味わいだろう。
砂ずり。
コリっとした歯ざわりと歯を入れた時のうまみ。
すね肉。
しなりのある弾力と脂分の配分が見事で、これも焼きの技術の賜物であろう。
松茸スープ。
文句なしの味わい。
ささみ。
ふんわりとさわやかである。
カチョカバロ。
これを焼くのは難しい。
チーズの旨味と炭の香りがいいバランス。
ぼんじり。
脂身を抜けたところのコリっと感がたまらない。
ハツ。
心臓という部位からくるイメージとは異なる味わい。
かわ。
香ばしさとカリカリ感。
せせり。
首肉。運動量のせいか食べ応えがある。
清湯麺。
麺の細さとスープのキレがぴったり。
いい締めである。
また伺いたい一軒である。
「かさ原」
神戸市中央区中山手通1-25-6 ラ・ドルレイ神戸三宮 7F
078-862-1177
投稿者 geode : 01:55