« 「京、静華」 京都・岡崎・中国料理 | メイン | 「旬彩天つちや」 大阪・江坂・天ぷら »
2018年10月09日
「祇園 末友」 京都・祇園・日本料理
この日も、二階の座敷であった。
前回とは異なる部屋である。
まずは実りの秋を象徴する先付。
稲穂とレンコン饅頭である。
稲穂は揚げてあり、米粒は適度な塩分濃度で芳しい。
レンコン饅頭にはくるみが鋳込んであった。
八寸。
柿の葉すしはカマス
穴子の八幡巻き
菊の花ととんぶり
完熟イチジク
温泉卵の黄身の味噌漬けなど
季節を告げる細やかな仕事振り。
椀物
松茸とズワイガニのしんじょう
しんじょうはまさにかにそのもの。
出汁の塩梅がちょうどいい。最後の一口が椀種と融合し、うまみを感じる。
アコウの子づけ
造りはアコウ、そこに子をまぶしている。
土佐醤油のジュレ。
ヨコワの造り
脂ののりがいいので、わさびはたっぷり。
座敷の向こう側では鮎を焼く姿が見える。
羽二重あん
タピオカのコロモで、下にはジャガイモと肉みそ。
食感と味わいのバランスがいい。
頭と尻尾を切り、骨も抜かれた鮎。
苦味もきちんと残り、いよいよ最後の鮎か。
同じく炭火で焼かれた松茸。
満ち足りた気分になる。
松茸をつまむ真鍮の道具も素晴らしい。
鴨鍋。
ミンチも入る。
鴨のうまみが出汁に溶け込む。
鮎のご飯。
美山のコシヒカリの新米を使う。
鮎の味わいが見事に米粒をコーティング。
バナナと生姜のアイスクリーム
梨のコンポート 完熟梅のゼリー
抹茶
座敷で食べる醍醐味をしっかり味わったのである。
「祇園 末友」
京都市東山区大和大路四条下ル小松町151-73
075-496-8799
投稿者 geode : 01:44