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2018年10月25日
「御肉処 銀閣寺大にし」 京都・寺町二条・焼肉
牛肉を食べる。
身体が欲することが多い。
「元気な人は、年を経っても肉が好き。いや肉が好きだから元気」
どちらにしても肉を喰らうということは、人間の大きな欲求なのだろうと思う。
京都人はよく牛肉を食べる。
リピートしたい店が何軒かある。
そこに入ってきたのが寺町二条にある「御肉処 銀閣寺大にし」。
店名から推察できるように京都の老舗精肉店「銀閣寺大西」さんの直営店である。
大西さんは信州の村沢牛を一気に世間に知らしめた方であり、京都の平井牛を多量に扱うことでも知られる。
今回はその平井牛スペシャルの会である。
始まりは寿司。
平井牛三角炙り。
この艶やかな色合い。
わさびは辛さが香りに変化する。
雲丹と平井牛の炙り。
雲丹のコクと平井牛の脂が口内温度で味が際立つ。
特選平井牛タン塩焼き。
タンのうまさは質は当然だが、歯を入れた時の弾力だと思う。
それは厚さにもよるが、その厚さを超えたところの弾力がある。
このタンは、それを見事に体現してくれた。
薄切り、厚切り双方から感じる弾力。
歯を入れた時に生まれるうまみの質が同様である。
平井牛サーロインと松茸の焼きしゃぶ。
これはなんと贅沢なことか。
香りと甘味の饗宴である。
おまけにメレンゲと卵黄につけると夢が膨らむほどの感動を呼び起こすのであった。
平井牛ハラミステーキサラダ仕立て。
ハラミは今や高級感が漂う。
牛が持っている味の懐の深さを感じる部位。
噛むほどに味が濃くなってゆく。
平井牛イチボのビーフカツ ポルチーニのソース。
画像なしですが、季節のポルチーニのソースに可愛いビーフカツ。
これはフライフェチには堪らない一品。
平井牛シャトーブリアン トリュフの香りの塩。
貴重な部位。
すっきりとした味わいにトリュフに蠱惑的な味が加わり、変貌をとげるのであった。
平井牛タレ盛り合わせ温野菜添え。
ミスジとランプ。
脂の質が違う。タレの醍醐味もあり。
平井牛三角漬け丼。
これはやばい。
漬けにすることで香りも際立ち、雲丹の濃密な味わいとの相性でまさにかっこむことになる。
モンブランで締める。
うっとりしていたところでなんとサプライズの誕生日ケーキ。
これにはウルウルでありました。
みなさん、ありがとうございます。
このコースはくせになりそう、というより定期的に経験したいと感じていた。
「御肉処 銀閣寺大にし」
京都市中京区寺町通り二条下る榎木町98-8
075-213-0024
投稿者 geode : 01:01