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2018年11月06日
「月泉」 大阪・西天満・中国料理
何年振りだろう!と思うぐらいに「月泉」には足を運んでいなかった。
タイミングがある。行きたいと思った時は満席、ということが続く。
つい足が遠のいてしまう。ようやく友人が席を取ってくれた。
店主・岡田三四郎さんの顔付きが変わった。
仕事を積み重ね、お客さんの支持も受け、その結果が顔付きにも現れる。
店内はカウンターとテーブル席がある。
今回は6人であったので楕円のテーブルに座った。
まずは前菜が7種類登場。
よだれ鶏
鶏皮せんべい
青椒肉絲
伊賀ブタナッツ
タコの山椒
ピータン玉子豆腐
上海蟹 雌
青椒肉絲はイチボと青唐辛子を一緒に食べて成立するという技ありの一品。
それぞれ基本を押さえながらも岡田さんのひねりが効いている。
大根餅は干し貝柱などで味を含める。
これまでの大根餅とは一線を画する味わい。
空芯菜はムール貝で炒める。
モンサンミッシェルのムール貝の塩味が特筆だ。
ししゃものカラムーチョ。
真のししゃもの濃厚にして味わいの深みと辛みのマッチングが初の経験。
近江牛 カイノミ を水と唐辛子でたく。
たっぷりミントの葉を入れる。
その爽やかさと香りが実にいいのだ。
牛の脂分をうまくコントロールしてくれる。
ペロリと胃袋に収まる。
迫力の黒酢の酢豚である。
これを注文するのを忘れていて慌ててお願いした一品。
玉ねぎ以外、入らない。豚と黒酢が綾なす世界に魅了される。
シンプルな麻婆豆腐。
卵、魚醤が少し入った炒飯。
この上に麻婆豆腐をかける。
立体感が生まれる。
あさりの焼きそば。
黄ニラと三つ葉が入る。
コクはあるのに 軽やか。
胡麻団子で締める。
流れがとてもよく、味わいのメリハリもあり。
季節が変わるとまた訪れたい。
「月泉」
大阪市北区西天満1-6-4
06-6366-0055
投稿者 geode : 01:17