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2018年11月12日
「toshico」 京都・下鴨北大路・串揚げ
下鴨本通り北大路北西角にある串揚げ「toshico」。
黒い杉板で囲まれた一軒家。その佇まいから期待感が高まる。
店内も間接照明を生かした雰囲気作りも見事である。
そして何より、いつ訪れても清潔感が漂っているのがうれしい。
カウンターの中で料理長が仕事をする姿を眺めているのだが、そのリズム感も食欲を心地よく刺激してくれる。
カウンターの後ろにはレコードプレーヤー、つまりターンテーブルが置かれているが、音楽はCDである。
いつか、ターンテーブルの回転を見ながら音が流れてくるのを楽しみにしている。
開店して4年目を迎え、ミシュランガイドでもビブグルマンを獲得した。
おめでとうございます。
まずサラダ。
毎回、何度かおかわりをする。
海老からの登場である。
安定した火入れが甘みを呼ぶ。
黒毛和牛。
牛肉の香りが閉じ込められていた。
小玉ねぎにトマトにモッツァレラ。
この少しの焦げが味わいを深める。
タコは醤油が合う。
コリっとした食感がいい。
銀杏、絹さや、アラレ揚げ。
プチプチの歯ざわりが効果的。
鶏ミンチに大葉、仕上げにとんぶり。
ミンチのしっとり加減がポイント。
牛すじ肉の煮込み。
ちょい甘めがうれしい。
トラフグ。
なんだか贅沢気分。
ニンニクの芽を豚バラ、そして生ゆば。
この組み合わせの妙が、オリジナルである。
子持ち昆布にはシラス。
シラスの食感が昆布にも大きく左右する。
カボチャには豚の軟骨。
この仕込みが味を持ち上げる。
なんとカツサンドが登場した。
じつは、僕の誕生を祝う串カツ同盟の会であった。
料理長に僕がカツサンド好きであることを知らせ、準備してもらったものであった。このサプライズには驚きを隠せなかった。
サーモンといくら。
親子串である。
タチウオには白ネギ、そしておろしポン酢。
さっぱり感とコクの共演である。
レンコン。
これにはカレー風味のミンチが詰まる。
タラコは薄揚げ。
一手間で味の変化が楽しめる。
栗の渋皮煮には安納芋を!
2種の甘みが食べ手をたまらなく刺激する。
串のお茶漬け。
定番である。
柿のソルベ。
季節感を楽しむ。
串で揚げる。
何ができるか、その可能性を探り続ける一軒である。
串カツ同盟は楽し!
「串揚げtoshico」
京都市左京区下鴨本町11-1
075-724-1045
投稿者 geode : 01:07