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2018年11月19日
「御料理 おおくらの」 大阪・北新地・日本料理
初めての訪問であった。
堂島から平野町に事務所を移し、7年ぐらい経過する。
北新地の動向に、だんだん疎くなってきたように思う。
この「御料理 おおくらの」は2016年開店という。
若き料理長・弓場進之佑さんが包丁を振るう。
恰幅のよき体躯に、親しみを覚える。
始まりは間人のセコガニである。
しっかり身の詰まったセコガニは姿を見るだけで胃袋が反応する。
椀物は、もずくとめぬけ。
めぬけはスズキ科の魚で赤い魚体をしている。
もずくは坊主ごろしと呼ばれる太いタイプである。
しっかりした出汁とめぬけのコクがいいのだ。
宮崎のカツオ。
この時期のカツオは濃密な味わいで印象深い。
舌をグッと押さえ込むような力がある。
アオリイカとウニ。
イカに対する包丁の入れ方が甘味を呼ぶ。
はまぐりの天ぷらが出た。
はまぐりのうまみが溢れる。これもまたインパクトありだ。
はまぐりを酒蒸しした出汁にかぶらと白トリュフ。
トリュフの香りとかぶらの甘味が合奏曲を奏でる。
宮崎牛のすき焼き。
温泉卵の仕事が力を発揮する。
締めのご飯は、ぶりご飯である。
季節の魚が効果的に使われる。
なんとも豪華なご飯であることか。
フルーツはシャインマスカット、柿、マンゴー。
王道の味わいである。
わらび餅に抹茶である。
力のある料理がずらりと並ぶ。
若き料理長の豪球を楽しんだ食事であった。
「御料理 おおくらの」
https://ookurano.gorp.jp/
大阪市北区曽根崎新地1-3-23 北新地FOODEARビル3F
06-6341-3535
投稿者 geode : 01:11