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2018年12月10日
「私房菜 すみよし」 京都・馬町・中国料理
「今年の3月にオープン、いま京都で一番美味しいかも!」
と先輩料理人から連絡が入った。早速予約を入れ伺った。
店内はカウンター7席とテーブル4席。
テーブル席には外光が窓を通して入る。その光景がいいのだ。
カウンターは厨房を一人で預かる料理人の戦場という雰囲気が漂っている。
「カドカミさん、以前神戸で働いているとき お目にかかりました」と。
前菜の盛り合わせ。
クラゲのシークヮーサー漬け、鴨のコンフィ、海老の甘酢、蒸し鶏、鯛の豆豉。
それぞれの味わいの輪郭ははっきりしているが、刺激的な味付けではない。
気持ちにも身体にも優しいスタートである。
蒸しスープ。
スープの味わいが柔らかい。
「カツオやいりこを使っています」とのこと。
鶏肉や野菜などが入る。熱々の温度も素敵だ。
スープがまろやかで食材に力を添えているようだ。
点心3種
小籠包
海老シュウマイ
海老蒸し餃子。
これまた熱々、それぞれ高レベルの味わい。
おかわりが欲しくなる。
フカヒレの姿煮。
値打ちありの味わい。
フカヒレに対する仕事の深さを感じる。
とろとろ酢豚。
野菜がしっかり入っているのが嬉しい。
豚肉は一旦蒸しをかけ、冷やしあげる。
皮のぱりサク感と野菜の取り合わせが見事な調和を生み出す。
麻婆豆腐。
辛味、こく、うまみ三位一体の味わい。
白ご飯が欲しくなり、少しもらう。
坦々麺は甘味を消したスッキリ味。
締めなのに軽い。
杏仁豆腐。
カジュアルな空気感と料理の完成度の高さは見事である。
「私房菜 すみよし」
京都市東山区妙法院前側町420 メゾン・ナイアーデ 1F
075-585-5707
投稿者 geode : 01:28