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2018年12月17日

「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店

この店を初めて訪れたのは中学生の頃。
約50年も前のことである。

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ここは地下と一階に店がある。地下は奥野修さんで父親。
一階が息子さん。僕が初めて訪れた時は、当然のことながら先代であった。

大人な雰囲気が漂う珈琲店。いわゆる紫煙が漂う店であった。


久しぶりに出かけてみると、その雰囲気が残っているのに驚いた。
テーブルの上には灰皿とマッチが置かれている。
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喫茶店のマッチという存在が稀有な時代である。
この姿も貴重だと思う。

コーヒーはブレンドを注文。
メニューを見るとドーナッツがある。
追加である。
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このセットも嬉しい。
コーヒーはまさに喫茶店のコーヒーを彷彿させる味わい。
苦味のきかせかたが見事。
甘味を抑えたドーナッツとのバランスも麗しい。

ここで過ごす時間は、喫茶店の存在を再認識し、
どこかに忘れてきた時間を取り戻すことができそうな気分を味わった。

これから訪れることが増えそうな気配である。

「六曜社 珈琲店」
京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
075-221-2989

投稿者 geode : 01:14