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2019年01月09日
「祇園大渡」 京都・祇園・日本料理
「あんた、おせちをしないなら大晦日は開けなさい。私がちゃんとお客さんを埋めるから!」
とある人に助言されたことが現実となり、大晦日は営業という京都の「祇園大渡」である。
そんなわけで大晦日の昼にでかけた。
定番の柚子風呂という献立。
2018年バージョンである。
中には うに、かに、煮アワビ、白子と豪華だ。
南京の種が乗っかることで、香ばしさも生まれる。
てっぱい。
あん肝がたっぷり入る。
わけぎに針アーモンド。
清酒が欲しくなる味わい。
セコガニ。
中にすし飯が入る。やや酸味が効いてカニの味わいが締まる。
横に添えられたのはすぐき。この食感が効果的だ。
氷見のぶり。
脂の乗ったところに山わさびがじつにいい仕事をする。
相当な辛味だが、脂分の力が強いので香りになる。
椀物はフカヒレの白味噌仕立てとなる。
分厚いフカヒレに負けない白味噌の風味に圧倒される。
鳩を焼く大渡さんの勇姿!
鳩の味わいのきれいさ。柔らかな味わい。
重湯というかおかゆ、そこにクワイのクルトンが入る。
このコクがまた全体にリズムを与える。
しっかりした味が続いたのでかぶらの煮含め。
これがいい箸休めとなる。
海老芋の含め煮を素揚げ。
海老芋のキメの細かさと出汁の味わいが重なりオリジナルとなる。
ズワイガニの脚はボイルして野菜とともに。
これも定番だが、少しずつ変化あり。
カニ雑炊にカニの味噌のピュレ。
なんとも記憶に残る味わい。
ガツンとやられた感じ。
わらび餅と抹茶で締める。
素敵な大晦日となった。
ありがとう大渡さん。
「祇園大渡」
京都市東山区祇園町南側570-265
075-551-5252
投稿者 geode : 01:46