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2019年02月05日
「御幸町 田がわ」 京都・御幸町夷川・日本料理
以前「ふじ」という料理店があったところである。
気になっていたのだが、ようやく訪れることになった。
室内は改装され、カウンターが広くなったように感じる。
掘りごたつ式のカウンターは必至である。
いきなりカウンターの中で巨大な白子が横たわっている。
これは迫力ありだ。真冬ならではの光景ともいえる。
先付けは海老芋にうに、新海苔、芽ねぎ。
新海苔の香りは刺激的だ。季節のご挨拶という感じだ。
造りは平目、長芋、辛味大根、大葉に穂紫蘇。
平目は脂の乗りがいい。辛味大根などとの出会いがありがたいほど。
素材の力を感じる一皿。
椀物は、フグの白子の蕪蒸し。カラスミ添え。
先ほど見た白子がここで現れる。ねっとりとコクのある味わいに舌が踊る。
鰻の蒲焼きは飯蒸し。
鰻の焼きたては香ばしさと旨味の饗宴である。
八寸。
白甘鯛、 金柑いくら、すけこ、
黒豆、数の子、田づくり、
なます
カキフライ、チョロギ、くわい、アワビ。
手のかかった八寸という仕事。料理人の矜持を感じる。
十勝牛のいちぼ 炭火焼。
いちぼながら脂の入り方が素敵だ。
香りを感じる。
箸休めのナマコ。
すっきりさっぱり。
雲子の天ぷらそば。
これは初体験。雲子の仕事が生きる。
白いご飯と香の物。
淀大根の炊いたん。
出汁の味を吸い込みうまい。
小さなぜんざいがいい。
洋梨にジュレ。
バランスの良いコースであった。
「御幸町 田がわ」
京都市中京区夷川通御幸町西入松本町575-1
075-708-5936
投稿者 geode : 01:21