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2019年02月15日
「鮨 楽味」 京都・祇園・寿司
今年の1月上旬に開店した「鮨 楽味」。
「祇園さゝ木」の寿司店である。
四条花見小路を三条近くまで北にゆき、東に折れたところ。
一階は8席のカウンターで二階が待合となっている。
1月の後半の記録だ。
始まりは蕪蒸し。
甘鯛は焼津から届いたもの。ふっくらと身が膨らむ。
造りは対馬からの白甘鯛。
塩をあて二日寝かす。じんわりとうまみが充溢。
岡山下津井の蛸。
塩と酒で仕立てる。香りがいい。
長崎のアワビは6時間蒸す。
香りと食感。
そのアワビの肝を使ったリゾット。
うまいに決まっている。
あん肝はねっとりと酒を呼ぶ味わい。
雲子はとろりとした感触とコクだ。
ボタン海老とウニの饗宴。
氷見のヨコワにはかつおの酒盗。
この相性の良さ。
握りに移る前の箸休め。
マグロ赤身のづけ。
香りがグッっと迫ってくる。
ケンサキイカは包丁を入れることで甘味が増す。
ウニのご飯にカニ身と佐々木さんが作ったキャビア。
贅沢な一品。
ノドグロの脂ののりが半端ではない。
甘味が口の中を占領する。
サヨリは脂分がほぼないのですっきりとした味わい。
緻密な白身が持つ迫力あり。
魚の出汁でとった茶碗蒸し。
赤貝はコリっとした歯触りから滲み出るうまみだ。
口の中で弾ける感じが好きだ。
中トロ
大トロはうっとりするぐらいの味わい。
これは唸るしかない。
煮ハマグリ。
仕事をしたという感じである。
車海老は香りが勝負。
生暖かさからくる香りが秀逸。
穴子はサクッとうまい。
卵で締める。
料理屋からの寿司屋ならではの料理が前半を占める。
「鮨 楽味」だから構築できる世界だ。
「鮨 楽味」
京都市東山区白川通花見小路東入ル三吉町332-6
投稿者 geode : 01:58