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2019年03月14日
「エンボカ京都」 京都・烏丸御池・薪窯料理
京都の街には石窯を使う料理店が、ポツリポツリと増えている。
ここ「エンボカ京都」もその一軒である。
京都の町家をうまくリノベートした店つくり。
カウンターあり テーブルあり。
この日はテーブル席。
料理はコースと単品が用意されている。
初めてなのでコースをお願いした。
自家製からすみとピクルスの盛り合わせ。
先付けである。
からすみの塩分もしっかりときいており インパクトのあるスタート。
生ハムと旬の野菜の前菜。
生ハムは2種、上がハモン・イベリコ。下がハモン・セラーノ。
京人参のソースにカブラのムース。野菜には柑橘のドレッシングがかかる。
ムースの柔らかな甘味が全体をまとめている。
窯焼き野菜の盛り合わせ。
野菜はスナックエンドウ、しいたけ、小カブ、黄人参、鳴門金時、菜の花、新キャベツなど。
それぞれの野菜の味わいの輪郭がじつにしっかり分かる。
味の凝縮感が見事だ。窯が持つエネルギーが野菜と麗しいコラボレーションだ。
魚介を使った料理。
タラのコンフィに白子のソース。
タラのしっとりしながらも感度のいい火入れ。
白子のソースはコクがあり、親子の出会いは美しい。
燻製牛肉のたたき。
窯で牛肉(もも肉)を焼き、藁で香りをつける。
バジルソースに タイム塩。
赤身のうまみが生きている一品。
ピザはマルゲリータとふきのとうのハーフ&ハーフ。
ふきのとうの春を告げる苦味がいい。
とはいえ、やはりピザはマルゲリータかと思う。
春キャベツのスープ。
なんとも優しい味わい。
デザートは焼きデコポン組と抹茶ウォーターチョコレート。
ウォーターチョコレートはねっとりした舌触りと甘味と苦味のバランスがうれしい。
海外のお客さんも多かった。
「エンボカ京都」
京都市中京区西洞院六角下ル池須町406
075-253-0870
投稿者 geode : 01:40