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2019年05月13日
「鉄板料理 花六」 京都・ホテルカンラ京都・鉄板料理
ホテルカンラ京都が改装し、大きくなって数年経過する。
一軒のレストランが気になっていた。
「鉄板料理 花六」である。
鉄板焼きではなく、鉄板料理と名乗るところが興味をひく。
カウンターに座る。
まずは突き出しが出る。
枡に入るグラスには新玉ねぎのフラン、桜海老と空豆。
季節感満載で、新玉ねぎのフランの甘さが印象的。
左手はサワラのエスカベッシュ
酸味と香りがいい、セロリのきんぴらも嬉しい。
右は京都和牛のロースト。
横のソースはバルサミコ。
鉄板の上で筍を調理。
牛だしで味を含ませているとか。
椀もの
蓋をあけるとハマグリが目に入る。これも季節だ。
横には鯛の道明寺蒸し。白味噌と酒粕の出汁が入る。
出汁の味わいがいかにも京都らしい。
前菜
大きな皿にはまずチーズを削り、黒トリュフを散らす。
調理されたフォアグラ、温泉卵、ホワイトアスパラガス、ヤングコーン、
チーズの薄いスティックなどが並ぶ。
視覚に訴える力もさることながら、味わいの変化があり、楽しめるのも素敵だ。
鉄板の上で天ぷらも可能。
鮑と筍の料理。
鮑は味を含ませ鉄板で焼き、殻に戻しグレープフルーツのエスプーマをかける。
この爽やかな酸味も効果的。
筍は味が乗っている。
天ぷらには蕗味噌である。
牛肉はフィレとロース。
焼き方はお任せ。
それぞれミディアムレアぐらいの火入れで香りと味わいがいい感じだ。
焼く姿も美しく、流れるような動きが気分を高めてくれる。
牛肉以外は結構手の込んだ料理が多く
「手間がかかっていますね」
「そうなんですが、鉄板料理とうたっていますし、お客様に喜んでいただくためには
何かしないと伝わりません」と。その気持ちが伝わってくる。
締めのご飯は?と思っていると山菜おこわが運ばれてきた。
牛肉の時雨煮とお茶。
山菜おこわは温かく気分がゆったりとする。これは想定外の喜びとなった。
「ガーリックライスもあるのですね」
「もちろんご用意しています」と。
定番はきちんと押さえているのだ。
デザートは
イチゴのソルベとイチゴのチョコレート(中にカスタードクリーム)
甘酒のソース。
最後まで細やかな味わいを楽しめた。
季節が変わるとまた訪れたい。
「鉄板料理 花六」
京都市下京区烏丸通六条下る北町190 ホテルカンラ京都本館 B1F
075-344-3829
投稿者 geode : 01:28